エコバック 効果

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エコバックの効果とは?

エコバックの効果とは何でしょう?

最近はいくつかの自治体で、レジ袋を有料化してエコバックの持参を推奨しています。世界的にも規制をする動きが広がっています。既に韓国は1992年から無料配布を禁止していますし、アメリカでもサンフランシスコ市に始まって徐々に禁止する市が増えています。

エコバックの効果として直接的なものは、レジ袋の使用量が減ることです。レジ袋は石油を基にしたプラステック製品なので、レジ袋が減ることは石油資源の節約となります。また、レジ袋はそのままゴミになるので、ゴミを減らすことに貢献できます。

しかし、エコバック効果は良いことばかりかというと、疑問視されていることがあります。

実は先に述べた、石油資源の節約も疑わしいのです。レジ袋の原料は石油の一成分であって、ほかの成分も減らさないと本当の節約にはなりません。更に、レジ袋の成分は高品質なプラスチックを作った際の残りで、昔は廃棄されていたものなのです。レジ袋という使い道がなくなると、棄てるために燃やされるだけです。

単にエコバックという新しい買い物をさせられている気分も否めません。そして、その「素敵な」エコバックを作るために石油が使われている、という指摘もあります。

また、一部の小売店では、万引きの隠れ蓑にされてしまうのが悩みになっています。そもそもスーパーなどでレジ袋に商品を入れたのは、清算済の印だったのですから、自分のバッグに入れてしまうと判別しにくいですね。

エコバックは効果がない?

エコバックは効果がない、という結論になるのでしょうか?そうではありません。

ゴミの問題では、削減のほかにも、野生動物のレジ袋の誤飲を防ぐことが期待できます。死亡した野生動物を解剖すると、その胃にレジ袋が入っていることが多いのは痛ましい限りです。

このように、石油はどのように使われているのかを知る機会になることも見逃せません。

でも一番のエコバックの効果は、各人の意識の高まりです。買い物にエコバックを持って行くということは、環境を考えて行動するということです。それが疑問のあることであっても、何も考えないよりはずっとマシなことです。

買い物の度に環境を思い出す、これこそが最大のエコバック効果なのです。

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